オーバーフロー水槽とは?

オーバーフロー水槽とは?
オーバーフロー水槽とは、濾過槽内で浄化された水がポンプによってメイン水槽に持ち上げられ(青い矢印)、溢れたメイン水槽内の水が、フロー管を伝わり濾過槽に落ちる(赤い矢印)水槽システムの事をオーバーフロー水槽と呼びます。オーバーフロー水槽は、メイン水槽と濾過水槽を分けて管理するシステムのため、水量を多く蓄積することができるのが大きな特徴です。
目次
オーバーフロー水槽のメリット
- 水量が多く確保できることから水質が変動しにくい。
- 水槽が多く確保できるので水換えの頻度が少なくて済む。
- メイン水槽を広く確保できるため、水槽のレイアウトが容易。
- メイン水槽の上部を広く利用できるので照明を多灯しやすい。
- 濾過槽を広く利用できるためろ過能力が高い。
- 濾過槽が広いため、プロテインスキマーやカルシウムリアクターなど配置しやすい。
オーバーフロー水槽のデメリット
- フロー管から水が落下する部分や、フロー管からウールボックスに水が落下する部分など、空気と水が接触する部分が多いため音がうるさい。
- 重量が重たいため、一度設置したら移動させるのが困難。
- 引越しの際など移動に手間がかかる。
- 水槽が崩壊してしまった際に大量の水が漏れる可能性がある。
- ポンプの電圧が他の水槽よりも大きいため電気代が高くなる。
オーバーフロー水槽で飼育できる生体の種類
オーバーフロー水槽は水量が多く確保できる事からより多くの生体を飼育することができます。特に水質の変化に敏感な海水魚や珊瑚、イソギンチャクを飼育する際にはオーバーフロー水槽での飼育が最も適しています。
淡水の場合
- ディスカス
- アロワナ
- 古代魚
海水の場合
- 海水魚、珊瑚、イソギンチャク全般